証券アナリスト2次試験に合格するまでのスケジュールについてお伝えします。
以下のスケジュールを参考にして、出来るだけ最短で合格することを目指しましょう。
1. 合格までの一般的なスケジュール
証券アナリスト合格までの大まかな流れは以下のようになっています。
①第1次レベル講座申込
②1次試験受験
③第2次レベル講座申込
➃2次試験受験
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。
① 第1次レベル講座申込
証券アナリスト試験の受験資格を得るためには、日本証券アナリスト協会が実施する「証券アナリスト第1次レベル講座」の受講が必要です。
開講は6月1日~で、開講期間中はいつでも受講を始められます。途中申込みの場合は、申込み時点までの範囲のテキストが一括で送付されます。
例えば、第1次レベル講座の2022年度の開講期間と申込受付期間は下表のとおりとなっています。
開講期間 | 2022年度 (2022年6月1日~2023年1月31日) |
申込受付期間 | 2022年度 (2022年5月23日~2023年1月31日) |
第1次レベル講座の受講申し込みは日本証券アナリスト協会HPの1次レベル講座申込みページから行います。
1次試験の受験は受講年度の翌年から可能となります。
例えば、2022年6月に第1次レベル講座を申し込んだとしても受験できるのは2023年の春試験からということになります。
② 1次試験受験(春、秋)
1次試験は年2回(春(4月下旬)・秋(9月下旬または10月上旬))実施されます。
春試験 | |
試験日 | 毎年4月下旬 |
申込受付期間 | 例年、同年の2月上旬~約1か月間 |
秋試験 | |
試験日 | 毎年9月下旬または10月上旬 |
申込受付期間 | 例年、同年の7月中旬~約1か月間 |
※スケジュールは新型コロナウイルスの影響等で変更となる可能性がありますので、必ず最新の情報を日本証券アナリスト協会のHPでご確認ください
第1次試験は同じ日に科目別に実施され、科目別に受験申込みができます。
3科目を同時に受験することも一部の科目のみを受験することも可能です。
受験申込は、日本証券アナリスト協会HPのマイページ内1次試験申込みページから行います。
③ 第2次レベル講座申込
1次試験に3科目とも合格すると、第2次レベル講座の申し込みが可能になります。
1次レベル講座と同様に開講期間内であればいつでも申し込みが可能です。
例えば、第2次レベル講座の2022年度の開講期間と申込受付期間は下表のとおりとなっています。
開講期間 | 2022年度 (2022年8月1日~2023年3月31日) |
申込受付期間 | 2022年度 (2022年6月1日~2023年3月31日) |
なお、1次試験(秋)の合格発表は11月上旬なので、合格していればそこから第2次レベル講座の申込みが可能です。
例えば、2023年1月に第2次レベル講座を申し込んだ場合は、2023年6月の2次試験から受験することが可能です。
④ 2次試験受験
2次試験は年1回(6月上旬)実施されます。
試験日 | 毎年6月上旬 |
申込受付期間 | 例年、同年の3月中旬~約1か月間 |
※スケジュールは新型コロナウイルスの影響等で変更となる可能性がありますので、必ず最新の情報を日本証券アナリスト協会のHPでご確認ください
受験申込は日本証券アナリスト協会HPの2次試験申込みページから行います。
4科目ありますが、総合点で合否が決まりますので、取捨選択(どの科目で点数を稼ぐか)が非常に重要になります。
2次試験の得点戦略についてはこちらで解説しています。
2. 合格までの理想的なスケジュール
証券アナリスト試験に合格するには、通信講座の申込みから二次試験の受験まで、最短でも約17か月を要します。
しかし、この期間中ずっと勉強が必要なわけではありません。合格までの理想的なスケジュールは下記のとおりです。
1次試験で3科目を一度に受験すると勉強の負担が大きいため、春は「財務」と「経済」、秋に「証券分析とポートフォリオ・マネジメント」を受験するスケジュールにしています。
自信のある方は秋試験で3科目まとめて受験しても問題ありませんが、1科目でも不合格になると最短スケジュールでの合格が出来なくなってしまいます。
上記のスケジュールであれば、例えば春の試験で不合格の科目があっても、秋に再受験することでリカバリが可能です。
必要な勉強時間について詳しくはこちらでご確認ください。
3. まとめ
本記事では証券アナリストに最短で合格するための理想的なスケジュールをご紹介しました。
証券会社で勤務されていて予備知識のある方ならより少ない勉強時間での合格も可能かと思いますので、ご自身のレベルに合わせて適宜アレンジしてみてください。